オーガニックフェスタ|発起人のメッセージ
◆「オーガニックフェスタを一緒にやりませんか!」
季節の新鮮な野菜や食材が並ぶ街角のマルシェは、ヨーロッパの都市になくてはならない風景。
消費者にとっては単なる買い物の場というだけでなく、生産者や流通者と顔を合わせ、
いろいろな情報を仕入れる絶好の機会。
「どこでどんな風に作っているの?」、「これとあれはどう違うの?」、「どうやって料理するの?」・・・
どんな質問でも、商品を生産または販売している本人に直接聞くことができます。
世界で最もオーガニックが盛んなヨーロッパには、消費者が生産者を身近に感じられる環境があります。
一方、こうした環境のない日本では、都会の消費者は生産者に顔を合わせる機会がほとんどありません。
これでは都会に住む人々が農業のことを自分たちの問題とは気付かないのは当然のことです。
想像ができないから、都市と農村、消費者と生産者との距離はどんどん拡がっていき、食糧自給率は下がる一方。
こうした状況をなんとかしたいという思いから、2004年4月に第1回オーガニックフェスタを開催しました。
初開催のオーガニックフェスタでは、ヨーロッパの街角に立つマルシェのように、
生産者や流通者が十数台の机を並べ、直接消費者に対面販売し、
農業を取り巻く環境問題についての情報展示や、専門家や国会議員によるシンポジウムも行いました。
とにかく資金がないので運営は代理店に任せられず
全て自分たちとボランティアの力で運営するしかありませんでした。
準備不足、力不足でいろいろと空回りし、とても上出来とはいえませんでしたが、
来場者や出展者の皆さんには好評でした。
特に北海道から出店してくれたオーガニックハーブの生産者さんは
「消費者と直接触れ合うことができ、大変勇気づけられた」と言ってくれ、
以降毎年参加してくれています。
そして私にとって最も収穫だったのは、生産者さんや内外の専門家たちが新しい情報を教えてくれること、
また素人のボランティアさんたちがいきいきと、てきぱきと素晴らしい仕事をする姿を見られたことです。
これこそ次々と新しいアイデアが湧き出てくる源泉なのです。
その後オーガニックフェスタは、こうした皆さんのご協力や、さまざまな出会いに支えられ、
年を追うごとに来場者数も出展者数も増え、着実に大きくなっていきました。
そして7回目の開催を迎える2010年は、マルシェジャポンの協力もあり、
都心の一等地、赤坂サカスでの開催となりました。
そしてこのたび、日本全国で同じように開催されているオーガニック関連のイベントを、
1つの大きなムーブメントとなるようつなぐため、オーガニックフェスタのサイトに登録できるようにしました。
さらにオーガニックフェスタを日本全国どこでも多くの方が自分たちの手で実現できるよう、
わたしたちが培ったイベント作りのノウハウもサイト上で公開することにしました。
ぜひご利用ください。そして日本中の皆さんにこの感動を分かち合っていただければとてもうれしく思います。
2010年2月
NPO法人オーガニック協会
田村 安
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